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2015年2月28日土曜日

第6回「わらしべ弱者」


網葉きよら小説「わらしべ弱者」 第6回









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わらしべ弱者 第6回



 あの山ちゃんとは、僕が地味な高校生活を送っていた際、僕よりさらに地味な活動を送っていた人間だ。見た目は勿論考えている事も幼稚(ようち)で、二年生当時、僕と一緒のクラスになった時は、真っ先にいじめの対象となっていた。そんな愚鈍(ぐどん)な存在だったのだ。

 サッチーと僕の関係はというと、単に、クラスが二年間一緒になっていたというだけで、僕と同様帰宅部でもなければ、友人が少なかった訳でもない。どちらかと言えば、もてる方、活発な部類の立場にあった女性だ。

 そんな女性が何故、今、僕に話しかけているのかと言うと、それは一年生の時までさかのぼる。

 クラスの皆が僕を囲って、運動会で負けてしまった理由を求めていた時の事、サッチーがつかつかと輪を切り開きながらやって来て、

「あんたら! この人だけのせいじゃないでしょ!? みんながまとまんなかったからでしょ? その結果がこれ、一人を責めて、みんな、自分に非がないって主張しあってる。だから負けたんでしょ!?」

 この時点で惚(ほ)れてしまった。

 女性に助けられる自分は、確かに惨(みじ)めだった。だからこそ、彼女の存在がより神々(こうごう)しく見え、『この人だけが、理不尽(りふじん)から連れ出してくれる唯一の人だ』と思うに至ったのだ。

 それからの僕は、休憩時間の度、サッチーの回りを遮るかのようにして、「一緒においで」と言われるまで、彼女の視界に入り続けた。

 その結果、なんとか喋れるようになり、彼女と喋れるようになったお陰で、回りの人間とも協調し合えるようになった。

 二年生の時、クラスは別だったのだが、三年になってまた同じクラスとなり、進路の相談やら勉強の相談やら、色々話を聞いてくれた。そして聞いてくれた上で、社会に出た後のアドバイスすら頂けたのだ。

 しかし、話をただ聞くだけで、僕の方から何かを伝える訳でもなく、一年間はあっという間に過ぎていった。

 結局、募(つの)る思いを彼女に伝える事なく、僕の青春時代は幕を閉じてしまった。





2015年2月27日金曜日

第5回「わらしべ弱者」


網葉きよら小説「わらしべ弱者」 第5回








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わらしべ弱者 第5回




 僕は、CDを土台にして紙を敷(し)き、そこへ、何かの象徴が刻まれているペンで、簡単な地図を書き上げた。

「おお、これかね。ほほう、なるほどなるほど、それでそれで?」

「い、いや、それでって言われてもですね、これで終わりです」

 出来上がった汚い地図を手渡し、CDをコンビニの袋へ戻す。

「な、なんと!? これで終わりとな!?」


「あー、はい。終わりっす」

「そうか、ね。終わり、かね。終わりというのは寂しいものでね、私とお兄さんとの関係もこれで終わりかと思うと……、私の心に秋風が通り過ぎていくようで、おや? という事は、お兄さんは秋風そのものかね? とするともしや、籠(かご)の中の鳥を[いついつ出やる]と、投げかけている存在の象徴かね?」

「えっ? 今、なんて……?」

 おじいさんは、地図をスーツの胸(むな)ポケットに仕舞いながら続けた。

「そう、きっとお兄さんは秋風に違いない。いや! もしかするとだ、お兄さんは単なる鳥なのかもしれないね。
[かごめかごめ
 かごのなかのとりは
 いついつでやる
 夜明けの晩に
 つるとかめがすべった
 後ろの正面だあれ]
 の鳥だ。籠に囲まれ、いつ出られるかすら分からず、ただただ蹲(うずくま)っているだけの存在。ああそうか、お兄さんはそっちか。鳥の方だね、見た感じからして。だとすると、私同様この町から出られない存在なのかもしれないよ?」

 な、何を一人で言っているんだ? しかも童謡全部歌われたし。と思いつつ、どこか当たっている節(ふし)もある、な……。




2015年2月25日水曜日

第4回 「わらしべ弱者」


中編小説「わらしべ弱者」 第4回








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わらしべ弱者 第4回



 彼は車内へ戻ると、ギリギリまで短くなったタバコを灰皿へ入れ、四角い何かを手にすると、ニコニコ笑いながらこちらへ寄って来た。

「おう! これやるわ! こりゃいいぞー! この間な、俺も先輩に貰ったんだわ!」

「いやだから、別にいらないってー」

「いいからホラ! とりあえず手に取ってみ?」

「あー、うーん……」

「人の親切無駄にするなって!」

「うん……」

 四角い何かを手に取ってみれば、そこには、着物を纏(まと)った男性数名が描かれていた。

「え? これって、CD?」

「ん。そう。お前、アイドルとか好きだったろ? そりゃ今流行りの何とかってーアイドルグループだ。貰ってけよな!」

 そのCDは未開封で、最近流行りの男性アイドル達が、各々時代劇風の格好をしたジャケットだった。

「えでも、未開封……だけど」

「ああ、いいっていいって! んじゃよ、俺は仕事に戻るから、お前もあんま母ちゃん心配させるなよ!」

「い、いや、でも……」

 返そうとしたが、彼は押しつけるかのように、僕の手にCDを握らせた。

「いいから取っとけよ! な! それじゃ俺、行くから! 先方も待ってる事だしよ!」

「あっ、そうか。そうだったな……。うん分かった、ありがと。そっちも気を付けてー」

「あいよ! お前も早いトコ仕事見つけろよな!」

「はいはい分かった分かった! んじゃ、また飲みに行こうねー」

「おう! また連絡するわ! じゃーなー」



[縄と缶コーヒー、アウト]
[未開封アイドルCD、ゲット!]






2015年2月24日火曜日

中編小説「わらしべ弱者」 第3回


中編小説「わらしべ弱者」 第3回






簡単なあらすじ


主人公の「テルヤス」は、盆地内にある小さな町に住んでいた。

そこでの生活は、特別何かがあるわけでもなく、楽しみはパチンコをするくらいなもので、とても質素だった。

「さて、今日はどうしようかな」

無職なテルヤスは、母の小言を避けようと家から出ることに。

が、お金が少ししかなかった。

「仕方がない」と、近所の山に登ることを思いつく。

その前にコンビニで「食料と飲み物」を購入し、軽く舗装された山道へ足を進める。

とそこに、自殺しようとしている「おじさん」がテルヤスの目の前に現れた。

「なあ、死ぬ前にその食べ物俺にくれないか?」

テルヤスは、言われるまま食べ物を差し出した。

すると、おじさんは首つり用の「縄」をテルヤスの手に渡す。

持っていた食べ物は大きな縄に変わってしまったが、テルヤスの当初の目的「山頂でゆっくりする」までは変わっていなかった。

そして、その足を山頂へと向ける。

しかし、今度は友人の「ムッシー」が車に乗って現れる。

「その縄くれよ! 車の荷台に取り付けたいんだわ。代わりにコレやるから」

テルヤスが手にしたものは・・・・・・




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わらしべ弱者 第3回



 おじさんはそう言うと、山道へ戻り、アイスの蓋(ふた)を開けながら道を下っていった。一方僕はというと、おじさんが佇(たたず)んでいたあの場所を見ながら、口を大きく開けて考え込んでいた。

『な、縄……かあ……。縄で一体どうしろと? なんかこう、誰かを縛(しば)ったりとかか? いやいや、縛れる相手なんか、と言うか、彼女すらいないこの身だ。使えない。え? 何が使えない? 縄が? 僕が? まあ多分、縄の方だろう』

 それよりも、だ。この縄、どうしようか。

 縄といえば、僕のささやかな記憶が勝手に蘇(よみがえ)ってくる。小さかった頃、お父さんに見せてもらった古いビデオ。「心的(しんてき)ストレス発散にはこのビデオだ」と言われながら見た[昭和プロレス]とかいうジャンルのビデオだ。

 その荒い映像の中、とにかく活躍しまくっていたプロレスラー[スタン・ハンセン]をふと思い出したのだ。彼は、仰々(ぎょうぎょう)しい入場テーマと共に、こんな感じの太い縄を振り回しながら、「ウィーーー!!」と、狐型(きつねがた)の指を頭上へ威勢良く掲(かか)げていた。

 そして現在、僕の手にはスタンハンセンの縄がある。いや、出来ない出来る訳がないよな、僕が「ウィーーー!!」だなんて。だってこんな貧弱ボディの僕が出来ること言えば、この小さく狭いポケットの中で、狐型の指を象(かたど)るくらいが精一杯だ。






2015年2月23日月曜日

網葉きよら中編小説「わらしべ弱者」 第2回


網葉きよら中編小説 「わらしべ弱者」 第2回








簡単なあらすじ



主人公の「テルヤス」は、盆地内にある小さな町に住んでいた。

そこでの生活は、特別何かがあるわけでもなく、楽しみはパチンコをするくらいなもので、とても質素だった。

「さて、今日はどうしようかな」

無職なテルヤスは、母の小言を避けようと家から出ることに。

が、お金が少ししかなかった。

「仕方がない」と、近所の山に登ることを思いつく。

その前にコンビニで「食料と飲み物」を購入し、軽く舗装された山道へ足を進める。

とそこに、自殺しようとしている「おじさん」がテルヤスの目の前に現れた。

「なあ、死ぬ前にその食べ物俺にくれないか?」

テルヤスは、言われるまま食べ物を差し出した。

すると、おじさんは首つり用の「縄」をテルヤスの手に渡す。

持っていた食べ物は大きな縄に変わってしまったが、テルヤスの当初の目的「山頂でゆっくりする」までは変わっていなかった。

そして、その足を山頂へと向ける。

しかし、今度は友人の「ムッシー」が車に乗って現れる。

「その縄くれよ! 車の荷台に取り付けたいんだわ。代わりにコレやるから」

テルヤスが手にしたものは・・・・・・




2015年2月21日土曜日

新作中編小説「わらしべ弱者」 第1回


新作中編小説 「わらしべ弱者」 第1回






網葉きよら 「わらしべ弱者」


こちらの小説は、凡そ5万字で、約二年ほど前に執筆致しました。
また、私が初めて書いた中編小説となります。


実際のところ、拙すぎて販売は控えていた作品なのですが、「販売は出来なくとも、ブログにアップは出来るかな」との結論に至りましたので、この度公開となりました。



中編小説ですので、全12回くらいの掲載になりますが、なにぶん稚拙な表現等(ねちっこい文体込み)がたくさんあるかと思います。

その点はご了承下さい。





例によって、フリガナは(カッコ)として記述。3日連続更新の1日お休み(ちなみに明日はお休みの日です)。
ところどころイメージ画像を挟んでおります。


画像のほうは、

無料写真素材の「写真AC」様

フリーイラスト素材の「シルエットAC」様

からお借りしています。

2社様には、心よりお礼申し上げます。





それでは、ごゆっくり読んで頂けることを心より願っております。




簡単なあらすじ



主人公の「テルヤス」は、盆地内にある小さな町に住んでいた。


そこでの生活は、特別何かがあるわけでもなく、楽しみはパチンコをするくらいなもので、とても質素だった。

「さて、今日はどうしようかな」

無職なテルヤスは、母の小言を避けようと家から出ることに。

が、お金が少ししかなかった。

「仕方がない」と、近所の山に登ることを思いつく。

その前にコンビニで「食料と飲み物」を購入し、軽く舗装された山道へ足を進める。

とそこに、自殺しようとしている「おじさん」がテルヤスの目の前に現れた。

「なあ、死ぬ前にその食べ物俺にくれないか?」

テルヤスは、言われるまま食べ物を差し出した。

すると、おじさんは首つり用の「縄」をテルヤスの手に渡す。

持っていた食べ物は大きな縄に変わってしまったが、テルヤスの当初の目的「山頂でゆっくりする」までは変わっていなかった。

そして、その足を山頂へと向ける。

しかし、今度は友人の「ムッシー」が車に乗って現れる。

「その縄くれよ! 車の荷台に取り付けたいんだわ。代わりにコレやるから」

テルヤスが手にしたものは・・・・・・




2015年2月20日金曜日

「今泉ひーたむ」様のLineStampが発売中ですよ、っと。


「今泉ひーたむ」様の新作LineStampが発売中ですよ、っと。







以前、こちらのブログでも紹介させて頂いた「今泉ひーたむ」様の新作ラインスタンプが、好評発売中です!


「敬語なのに生意気」Line Storeへ


前回記事はこちら



2015年2月19日木曜日

「見開き型電子ペーパーブック」が発売予定だそうです。


見開き型電子ペーパーブックが発売予定だそうです。




Google+のほうでも紹介致しましたが、こちらでも。


「ITmedia」さまの記事へ


画像は「Fabrice Dubuy」さまより



記事一部引用


 Flipbookは6インチの電子ペーパーを2枚用い、その連結部分、本ののどに当たる部分に、恐らくタッチ操作を想定したボタンアイコンが配置されたデザイン。 
 2画面見開き型のハードウェアといえば、ΣBookなどが思い出されますが、時代も流れ、技術の進化とともにそろそろ革新的なコンセプトやデザインのハードウェアが登場することに期待したいところです。


2015年2月17日火曜日

「ゆきゆきて、神軍」 映画のお話です。


「ゆきゆきて、神軍」 映画のお話です。




こちらの映画は、1987年発表の邦画で、ジャンルはドキュメンタリーとなります。




監督


原一男




出演


奥崎謙三

奥崎シズミ 他




<映画 ゆきゆきて、神軍 冒頭4分>




2015年2月16日月曜日

第2回 新書紹介記事ランキング


第2回 新書紹介人気記事ランキング





前年8月から数ヶ月ぶりの新書ランキングです。


記事数自体はあまり増えておりませんが、とりあえずマトメということで。


ちなみに、画像クリックで各記事に飛びますので、よろしくお願いします。






第10位 「大創出版 慣用句辞典






第9位 「胎児の世界






2015年2月15日日曜日

気が滅入るほどの休憩。


気が滅入るほどの休憩。


「ザ・スパイダース」Wikipediaより


毎月恒例の休憩記事かつタイトルは全く関係ないってやつですが、今月は「グループサウンズ」の紹介になります。




いやあ、今更ながら、やっとグループサウンズにハマりました。

もともとその存在自体は認識していたのですが、中古ショップで見つけたCDを切っ掛けに、次々とのめり込んでしまったのです。



2015年2月13日金曜日

執筆煮詰まり中につき危険。


執筆煮詰まり中につき危険。






あ~、何やっても既存の枠から抜け出せない状態。

ぶっちゃけて言うと、執筆中の小説が、ある作家さんの過去作そっくりだったってやつです。


知った上で取り入れる、もしくは取り込むのであれば、それはオマージュなりリスペクトなりでいけるんでしょうけども、知らず知らずのうちにソックリだと、何故か萎えてしまいます。


今回の件は、私が敬愛する小説家さんの作品に似ていたということで、自分の記憶の中に何かしらの残滓として、その方の作品が存在していたのでしょう。


よって、経過的結果的に似てしまった、と。




私がその方に勝てるわけないのですから、当然、路線変更をしなければならず、
その結果、後手を引いてしまう感覚がまとわり付くこととなり、どうにも「うわー!」となってしまうのです。




2015年2月12日木曜日

網葉きよら短編小説「ありったけのマーマレード」掲載雑誌。


月イチの宣伝日。




日本独立作家同盟様主催の電子書籍「月刊群雛3月号(2014年)」に、
私こと「網葉きよら」の短編、

「ありったけのマーマレード」

のご掲載を頂いております。


こちらの月刊誌は、様々なインディー作家が集結し、色とりどりな作品を発表している、かなり珍しい電子書籍となっております。


気になる販売サイト情報ですが、日本独立作家同盟様のご尽力により、様々な電子書籍サイトにてお取り扱い致しております。


日本独立作家同盟様「月刊群雛 刊行リスト」へ



2015年2月11日水曜日

極貧における食事風景75


極貧における食事風景75 (小ネタ:新聞紙について)







最近、とりあえず寒いですよね。
家にいてもそう感じるのですから、極貧無職においてはもっと寒い状況です。


また、暖房無し生活をしているのであれば、「少しでも暖かくなりたい」と誰しもが思うハズです。


そこでこの新聞紙
これが使えるんですよー。






2015年2月9日月曜日

ニューヨークでのアンケート「92%の大学生が電子書籍より紙の本」


ニューヨークでのアンケート「92%の大学生が電子書籍より紙の本」


「Gigazine」様の記事へ


一部引用

 1991年、ニューヨーク・タイムズは「個人用電子書籍リーダーの登場」を予想し、賛否両論の大きな話題を巻き起こしました。それから24年が経過した現在、アメリカでは成人の半数以上がKindleのような電子書籍リーダーを持っているそうです。 
 また、アメリカではオバマ大統領が2017年までに教科書の電子書籍化を行うこと発表していたり、フロリダ州議会にて公立学校の教科書をデジタル化するための法案が可決されたりと、着実に電子書籍が社会に浸透してきていることが分かります。 
 日に日に成長している電子書籍市場ですが、いまだに論争の的になることも少なくありません。これは、電子書籍を読むとどうしてもスマートフォンや専用端末のバッテリーを気にする必要があって読書になかなか没頭できなかったり、ディスプレイから発せられるブルーライトで目が悪くなってしまったりといったことが関係しているのかもしれません。



2015年2月8日日曜日

小説タイトルがなかなか決まらない・・・。


小説タイトルがなかなか決まらない・・・。





新作の短編やら中編やら長編やら、次第にたまって来たわけなのですが、その中の数本、タイトルが決まらずじまいなものがあります。


ところで、みなさんはどうやって小説タイトルを決めてるんですかね。

最初にまずタイトルありき、なのか。

それとも執筆中に決めるのか。

すべて終わったあと、最後に決めるのか。

いや、普通の生活を営んでいる際にパッと思いつくのか。

なんにせよ、どれもがあり得ることでしょうね。



2015年2月7日土曜日

「バッド・マイロ!」 映画のお話です。


「バッド・マイロ!」 映画のお話です。









2013年アメリカ製映画。

日本公開は2014年12月。

現在も一応公開中です。





監督

ジェイコブ・ボーン

















出演

ケン・マリーノ

ジリアン・ジェイコブズ

パトリック・ウォーバートン 他





<映画 バッド・マイロ! 予告編>




2015年2月5日木曜日

短編小説立ち読みコーナーを変更しました。


「網葉きよら短編小説」立ち読みコーナーを変更しました!




ブログ右枠にある「網葉きよら短編小説丸々1本立ち読みコーナー」を変更致しました。




端編集1」に収録されております「コキョウ」から、

「ほんの些細なスイング」に変更完了です。

※推奨ブラウザは、「Chrome,Safari」となります。




こちらの小説に関する詳しい情報は、私のブログ記事を閲覧下さい。


該当記事へジャンプ



また、Android,iPhoneから閲覧されている方は、
「ウェブバージョンを表示」からご一読下さい。


さらに、各種ニュース気になる話題は、Google+」の方に随時掲載しておりますので、こちらもどうぞよろしくお願い致します。

なお、「ツイッター」「フェイスブック」は扱っておりませんので、ご了承下さい(私の力量不足により)。


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短編小説「ほんの些細なスイング」は、
ただいま絶賛発売中の「端編集1」に収録されております。

端編集1」は、100円にて販売しておりますので、ご購入頂けると大変ありがたいです!


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2015年2月4日水曜日

イギリスでのお話「読者は電子書籍に移行している」 他


イギリスでのお話「読者は電子書籍に移行している」 他




英Nielsen「フィクション読者たちが急速に電子書籍に移行している」「最後の砦は児童書」

ITmedia様より


ITmedia様の記事へ


一部引用

 英The Guardian紙によると、英Nielsen Bookscanがここ5年間続いている英国の出版不況の要因として、フィクション部門の客が電子書籍に流れているとの見解を示しているとのこと。 
 同社のアンドレ・ブリート氏によると、総じて縮小傾向にある中、特に大きな下げ幅を見せているのがフィクション部門で、2009年は4億7616万英ポンド(約857.5億円)だった市場規模が2014年は3億213万英ポンド(約578.6億円)にまで減少しているとのこと。 
 原因として、読者たちの電子書籍へのシフトを挙げている。




こちらの記事を閲覧する限り、イギリスのほうでは電子書籍が普及しまくっている様子。


日本も是非そうなってほしいところです。


そしてその日本ですが、実情はこんな感じだそうですよ。




2015年2月3日火曜日

最終回 「そしらぬ煙」


最終回 「そしらぬ煙」





いよいよ最終回です。

今回は短い文章での掲載となってしまいました。
ご了承下さい。







簡単なあらすじ


主人公の岸(きし)は、お金に困っていた。

現実に追い詰められた主人公は、遂に罪を犯してしまう。

――銀行強盗。

自分の店を潰されたことを怨みに思った岸は、奪った拳銃を手に、近所の銀行を襲う。

そして、多額の金をバッグに詰め込み、逃げだそうとする。

が、外には警官隊が。

どうしようもなくなった岸だったが、目の前の客や行員は岸に対して萎縮していた。

その上、自らの手の中には、それらを破壊出来る「拳銃」があった。

「ああ……そうか……俺は王様だ……」

次第に助長していった岸は、人質1人ひとりの眉間に銃口を当て始めたのだ……。






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2015年2月1日日曜日

第6回 「そしらぬ煙」


「そしらぬ煙」 第6回









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そしらぬ煙 第6回



 俺はカチンと来たが、よくよく考えたらその通りだ。映画にしろ小説にしろ、創られた悪役というのはとにかく喋る。そして喋ったあげく、やられる。いつものお約束パターンだ。だが、俺は賢い。予習はすでにしてあるのだ。

「……じいさん……いや、あんた。ま、まあそういうのもいる、よな。けど俺は違う。そりゃあ確かに俺は悪役かもしれんが、これは映画じゃねえし、小説でもなんでもないし、この銃もプラモデルなんかじゃない――プラモデル? 本物?
 あっ! えっ? なに? なんだよ? なんだよこれぁ! 拳銃じゃねえか! しかも重い! えっ? ほんとか? 本物かこれ? モデルガンじゃなくて?」

 気付いてしまった。

 プラモデルと拳銃。そして、

[これは現実である]ということに気付いてしまった。

 拳銃のリアルな質感を以(もっ)て、気付いてしまった。

 だがもう遅い。ここまで来たらやるしかない、やるしかないんだ。