「The Cabin in the Woods」 映画のお話です。
監督
ドリュー・ゴダード
出演
クリステン・コノリー
クリス・ヘムズワース
アンナ・ハッチソン 他
<The Cabin in the Woods 予告編(英語)>
簡単なストーリー
大学生の仲良し5人組が、週末を謳歌しようと近くの森へと出かける。
道中、ガソリンスタンドの奇妙な店員が、奇妙なことを言っていたが、そんなことはお構いなし。
目的地である小屋へと辿り着く。
しかし、その小屋は不気味な場所で、5人の大学生に次々と恐ろしいことが起こり、地下室もまた不思議な物で溢れていた。
「ここはヤバイ場所かもしれない」
さすがの5人もそう思ったが、ただ思うだけで、彼らには週末を楽しむことしか興味がない様子だった。
そしてその晩、外でいちゃいちゃしていたカップルの元に、突然、ゾンビが現れる。
阿鼻叫喚となる2人。
それをモニター越しに見ているスーツ姿の男達。
そう、何故かは分からないが、5人の様子をすべて、モニター越しに監視している男達がいたのだ。
彼らは、小屋内の温度、不可解な現象、ゾンビの出現、盗撮、盗聴、すべてを扱っており、5人を恐怖のどん底へと陥れようとしていた。
果たして彼ら監視員の目的とは?
5人組は助かるのか?
ありふれた小屋内で、見た事もない展開が次々と広がって行く。
映画概要
こちらの映画は、2012年ハリウッド産となり、制作費が約30億円と比較的低予算な作品となっております。
ということで概要ですが、
上記簡単なストーリーを読んで頂くとお分かりのように、単なるホラーものではなく、奇抜な設定の映画となっております。
というのも、
「5人を常時監視しながら、ゾンビや怪物を登場させる」
あるいは、
「小屋内の温度を上げ、服を脱がせ、意図的にカップルをイチャイチャさせる」
などなど、ホラーを仕掛ける側が丸見えとなっている点が、今までの恐怖映画とは異なるのです。
また、
「監視者の意図は何なのか」
「何故監視しているのか」
「どうして恐怖に陥れようとしているのか」
などの疑問が全編に渡って広がっており、観る側の視点もまた、監視者の目線、あるいは5人組の目線と、目まぐるしく変わっていきます。
その結果、歪なホラーとなっているのですが、その「歪」がまたすこぶる良く、ありきたりな恐怖ものに飽きた方には、大変な効用をもたらしてくれるのです。
作中の5人は、森の外部へ出ようともするのですが、謎の障壁により出られなかったりと、さらなる謎も用意してあり、それらの疑問がラストにてすべて解決に至ります。
ですので、視聴後に満足感が得られ、なおかつ「奇妙で面白いもの観たなあ」との感想も、簡単に浮かんでくるほどの出来となっています。
さらにさらに、作中の世界観が次々と拡がり、日本やスペイン、ロンドンなども出てきますし、
「ホラー好き」にはたまらない展開も含んでおりますので、狭い小屋内と監視部屋だけで終わることはありません。
と、色々述べてきましたが、
やはり一番気になるのは、「監視員は何故、彼らを監視しているのか」につきるでしょう。
そしてそれは、この作品を最後まで見届ければ、お分かり頂けます。
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・こちらの記事でまとめています。

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